トルクレンチを手に入れたので、今まで躊躇していた整備に手が出せるようになりました。
フロントフォークのオイル交換をしてみようと。
ネットで安く売ってるバイク用リフトです。車のパンタグラフジャッキでも持ち上がるけど不安定なので、チェーンメンテでも使えそうなこれを買いました。(半年ぐらい前)
前輪を浮かせるので、このように使いました。ギヤを1速でも2速でも入れておかないと、ずれて倒れそうなので注意。
後輪を浮かせるときは、前輪が回らないようにしておくべし。180㎏が倒れてきたら大変。
で、オイルやパッキン類もお取り寄せ。(3か月ぐらい前)
で、先日のトルクレンチ。
ちょっとずつ集めて、ようやく作業開始となりました。
いろいろ下調べしていたので、だいたいの流れはOK。でも、
「道を知っていることと実際に歩くことは違う。」です。
結構大変でした。負傷するし。
フォークのトップキャップと、一番下のアクスルシャフトを通す部分に隠れている6mm六角のボルトは、車体に固定されている状態で緩めておきます。サスペンション単体になってからだと緩めにくいです。
あとは、どうやっても手がオイルまみれになるので、ペーパーウエスが役立ちました。
抜いたオイルは変色してましたが、下水のような匂いではなかったです。そこまでひどい状態ではなかったという事かな?
左右がわかるように。
オイルはホンダ純正の指定番手。変な色。入っていたオイルが純正かわかりませんが、元がこれなら相当変色してたようです。
1リットル缶なので、500弱ずつ入れて、液面高さで調整しました。
急造の人力スペシャルツール。150mmに上端を合わせて、思いっきり吸引します。
ホースを長めにしていたので、口に入る事はありませんでした。本来はホースの先に注射器を付けておいて、引っ張るのが正しいようです。樹脂充填用のがうちにあったはずなんですけど、見当たらなかったので。
口に入ると害がありそうなので、真似したらダメですよ。
オイルを入れて、スプリングとワッシャーとスペーサーのようなパイプを入れて、押し込みつつ蓋を締めますが、これが難関でした。蓋を押しながら回すのが難しくて、滑って指に当たる事数回。流血しながらなんとか封鎖しました。
分解した逆の順で、組み立てていきます。で、いたるところのボルトをトルクレンチでコキッと締めて完成。
2時ごろから始めて、片付け終わったのが6時ごろ。4時間ほどかかりました。
試走はまた今度にしますが、ブレーキ握って前後に揺らした感じでは、特に違いがわかりませんでした。
スライドブッシュなども交換しているので、慣らしのような感じで走り始めた方がいいのかな。変化が楽しみです。