ついにトルクレンチを手に入れました。
ボルトを締め付ける力を管理する工具です。
車やバイクなど工業製品では、ボルトの締め付けトルクが指定されていることが多いです。
昔から欲しかったのですが、たまにしか使わないものにしては高価だったんですよ。
で、アマゾンで安いのが売ってたのです。
1万ぐらいするのが普通だと思っていたのが、3千円前後で。
E-Valueというメーカー?ブランド?のものです。
トルクを管理するという重要な工具なので、安いものは精度が不安になります。
しかし、そもそも手だけで締めるときは、外れないように過剰にしっかり締め上げるか、外した時の力加減や角度を覚えておいて、同じぐらいの力で締めるしかありません。
これのレビューでは、そこそこ精度出ているとの事なので、私の手よりも正確だろうと購入しました。
ガソリンタンクやシートを外して組み立てる時でも、ボルトの締め付けには指定トルクがありますが、今までは外れないようにしっかりと締め上げるだけでした。
ボルトがねじ切れるような馬鹿力で締め付ける事はなかったですが、緩むのが怖くて、締め込みすぎの時もあったはずです。
で、届いた大小2本。
2本の違いは測定範囲の違いです。大小さまざまなボルトの、サービスマニュアル指定のトルクを1本ですべてカバーできるのは、高いデジタルトルクレンチぐらいしか見当たらなかったので、2本で使い分けます。
2本の測定範囲は20~25Nmの範囲で同じ値を設定できます。
その範囲で同じトルクに設定して、2本をつなげて捻ってみて同時に作動すれば、少なくとも2本の設定値が一つの基準に沿っていると言えるはず。
出してみて、大きい方であれ?と思ったことが一つ。
ダイヤル側を0に合わせた時に、微妙に本体側の目盛りと一致しません。
少し手前か行き過ぎてからになります。
説明書をよく見てみると、説明書も本体側の線より少し下に合ってるように見えるので、手前が正しいのかな。
小さい方の0はぴったり合ってました。
で、両方を23Nmに合わせて繋げます。両方とも差し込みは9.5mmのモノを選びました。9.5mmの差し込みに合うソケットを探して2本を繋げました。
さて、緊張の瞬間。
ゆっくり捻ると、まったく同時にカチッ(コキッ?)と振動と音がして、はっきりと作動したことがわかりました。おお。こんな感じなのか。
で、マグナのフロントブレーキのキャリパーを固定するボルトに使ってみました。
だいたいこのくらいだよな~ってところでカチッと鳴ります。これで安心して分解整備ができるはず。